GOM Mix 2024ご利用ガイド
ソース・エフェクトパネル
トラックトランジションタブ
トラックトランジションタブは上/下トラックに重なっているクリップの間に適用する機能を集めた画面です。
トラックトランジション/ブレンドモード/トラックマット機能を提供します。
主要カテゴリ | 詳細カテゴリ | 備考 |
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トラックトランジションタブ | ディゾルブ/フェード | Aクリップ(下)とBクリップ(上)にトラックトランジションエフェクトを適用します。 トラックトランジションは、詳細カテゴリーに分けられており、詳細カテゴリーでは、類似タイプのトラックトランジションエフェクトを提供します。 |
プッシュ/カバー | ||
開く/閉じる | ||
ワイプ | ||
ズーム | ||
スクロール | ||
ブラインド/バンド | ||
歪み/変位 | ||
まき散らし | ||
回転/シフト/めくる | ||
ブレンドモード | 上のクリップと下のクリップをブレンド属性で混ぜます。 | |
トラックマット | 上のクリップの属性に従って、下のクリップをマスクします。 |
トラックトランジションは2つのクリップを上/下トラックに重なるよう配置します。 上のクリップを選択してからトラックトランジションエフェクトを指定します。
'トラックトランジションコントロールクリップ' がトラックとトラックの間に表示されます。
クリップが重なっている時間がトラックトランジションエフェクトが適用される時間となります。
「トラックトランジションコントロールクリップ」の長さが適用される時間であり、このコントロールクリップを伸ばしたり縮めたり、または移動/削除したりもできます。 一度生成された「トラックトランジションコントロールクリップ」は、タイムラインに適用されると、他のトラックのトランジショントラックに移動せず複数の「トランジションコントロールクリップ」が重なったりしません。「トラックトランジションコントロールクリップ」は同じカテゴリーでのみ属性変更が可能です。 他のカテゴリーの属性に変更するためには、「トラックトランジションコントロールクリップ」を削除してから再度設定する必要があります。
1. トラックトランジション適用
上、下の両クリップの間に動画転換エフェクトを与えます。
トラックトランジションは、下のクリップから上のクリップへと転換されます。下のクリップが「Aクリップ」、上のクリップが「Bクリップ」となります。転換したいクリップのトラック位置が変更された場合(上から下のクリップへ転換する際)、トラックトランジション属性設定画面で「A↔B画面シフト」にチェックしてください。
簡単に2つの10秒のクリップにディゾルブトラックトランジションを設定する方法を説明いたします。
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1)
上と下のトラックにトランジショントラックのトランジションが行われる分、クリップを重ねて配置します。トラックトランジションが転換する時間のデフォルト値は2秒です。上のクリップを選択してからプレビューパネルの , ボタンをクリックして、上のクリップの最初のところに再生ヘッドをを移動させます。
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2)
トラックトランジションタブに移動して「ディゾルブ/フェード」カテゴリーにある「ディゾルブ」エフェクトを選択します。
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3)
トラックトランジション属性設定画面に入ると、タイムラインパネルトラックトランジショントラック、またはビデオトラックの間に「トラックトランジションコントロールクリップ」が表示されます。
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4)
「ディゾルブ」エフェクトのダイアログボックスです。トラックトランジションエフェクトは、タイムラインパネルから適用したいクリップを選択した後、適用できます。
「ディゾルブ」エフェクトのダイアロ A↔B画面シフト チェックすると上のクリップから下のクリップへとトラックトランジションが行われます。 再生時間 トラックトランジションが続く時間です。時間を修正すると、「トラックトランジションコントロールクリップ」の長さが変更されます。 - 5) 属性を変えてから再生ヘッドを移動させて再生します。正常にトラックトランジションが作動したら、「確認」をクリックしてトラックトランジションを適用します。
動画転換エフェクトを与えるには、再生ヘッドを転換したいクリップの最初の位置に移してから、上のクリップを選択して好きなトラックトランジションタイプを指定します。クリップが選択されなかった場合、転換効果は適用できません。転換効果が適用されると、トラックとトラックの間にトラックトランジションコントロールが生成されます。トラックトランジションコントロールの長さを調整して、転換時間を変更できます。
2. ブレンドモード
一般的にトラックの上下に動画またはイメージなどが重なっている場合、上のクリップが下のクリップを覆うため、不透明度を調整しない限り、下のトラックのクリップは見られません。このように2つの重なったクリップをそれぞれのカラー属性によって混合させて表示する機能をブレンドエフェクトと呼び、ブレンディングすると言います。トラックトランジションタブでブレンドモードカテゴリーを選択すると、複数のブレンドエフェクトが表示されます。
ブレンドモードでは上のクリップを選択して下のクリップをブレンディングします。
簡単に2つの10秒のクリップに「Screen」というブレンドエフェクトを設定する方法を説明いたします。
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1)
上と下のトラックにクリップのブレンディングが行われる分、クリップを重ねて配置します。ブレンドの再生時間のデフォルト値は2秒です。 上のクリップを選択してからプレビューパネルの , ボタンをクリックして、上のクリップの最初のところに再生ヘッドを移動させます。
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2)
トラックトランジションタブに移動して「ブレンドモード」カテゴリーにある「Screen」エフェクトを選択します。ブレンドモードエフェクトは、タイムラインパネルで適用したいクリップが選択されている必要があります。
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3)
「Screen」属性設定画面に入ると、タイムラインパネルにトラックトランジショントラック、またはビデオトラックの間に「トラックトランジションコントロールクリップ」が表示されます。
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4)
「Screen」エフェクト属性設定画面です。
「Screen」エフェクト属性設定 A↔B画面シフト チェックすると上のクリップと下のクリップをブレンディングする基準となるクリップをシフトさせます。一部のブレンドエフェクトには、基準になるクリップをシフトしても同じ結果のエフェクトがあります。 再生時間 ブレンディングが適用される時間です。時間を修正すると、「トラックトランジションコントロールクリップ」の長さが変更されます。 ブレンドモード ブレンディングエフェクトを他のエフェクトに変更できます。 -
5)
デフォルト値が2秒であるため、タイムラインパネルでは「トラックトランジションコントロールクリップ」の長さが2秒に表示されます。
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6)
ブレンドモード属性設定画面で再生時間を10秒に変更します。再生時間を10秒に変更すると、タイムラインパネルの「トラックトランジションコントロールクリップ」の長さも10秒に変更されます。
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7)
属性を変えた後、プレビューパネルを見てブレンディングの結果を確認します。望み通りだったら「確認」ボタンをクリックしてブレンドを適用します。
3. トラックマット
タイムラインのトラックで上のトラックのクリップの属性に従って、下の動画をマスキングして表示する機能を提供します。トラックマットは、トラックの上に置いてアルファ値や明度により下のクリップを表示するある種のマスク機能と言えます。
トラックマットはアルファマットとルーママットを提供します。
アルファマット | アルファチャンネルのピクセル値が1だと不透明、0だと透明に処理されます。アルファ値が0だと下のトラックのクリップが表示されます。1である場合は表示されません。 |
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ルーママット | ピクセルのカラー値が黒だと不透明、白だと透明に処理されます。白である場合は下のクリップが表示されて、黒だと隠されます。 |
あるレイヤーにより定義された穴を通して他のレイヤーを表示したい時には、トラックマットを設定してください。例えば、テキストレイヤーをビデオレイヤーのトラックマットとして使用し、テキスト文字により定義されたシェイプを通じてのみ、ビデオが表示されるようになります。基本レイヤー(塗りつぶしレイヤー)はトラックマットレイヤーの特定チャンネル(アルファチャンネルまたはピクセルの輝度)の値から不透明度の値を読み込みます。
ルーママットは、クリップの不透明度を定義するアルファチャンネルのない、またはアルファチャンネルが作れないクリップを使用し、新しいトラックマットを作りたいときに役に立ちます。
アルファチャンネルマットを使用する場合と輝度マットを使用する場合いずれも値の高いピクセルの方がより透明です。一般的に、ハイコントラストマットを使うと、マットの領域が完全に透明か不透明です。中間陰影は柔らかいエッジのように、部分的か漸進的な不透明度が必要な位置でのみ表示されなければなりません。