GOM Audio

midファイルは一般の音楽ファイルと異なり、どのように音を作り出すのかに関する情報を持っています。

例えば、オーケストラの演奏を録音したのではなく、このように演奏するべきだと知らせる楽譜のようなものなので、GOM Audioでは楽譜の内容通りにそれぞれの楽器に該当の音を再生するよう要請し、楽器の集合であるサウンドフォント（SoundFont）に必要な情報を与えると、これに合った音を作って出力デバイスに送るようになています。

これにより、基本サウンドフォントがシステムから提供される場合なら、オーディオの出力が可能だが、そうでない場合は演奏できる楽器がないようなものなので何の音も出ません。

サウンドフォントがあったとしてもサウンドフォント毎に全ての楽器が全部定義されているわけではないので、特定の楽器の音が望み通りに聞こえないこともあります。

サウンドフォントがない場合、リンクする方法は次の通りです。

• サウンドフォントがリンクされているか確認します。GOM Audioを起動後、ショートカットキー「Alt+Shift+M」を押すとサウンドフォント情報のダイアログボックスが表示されます。この時、情報表示欄に「no soundfont」と表示される場合はサウンドフォントがリンクされていない状態です。

• サウンドフォントがない場合、下記のリンクを通してサウンドフォント（.sf2）ファイルをダウンロードします。

https://sites.google.com/site/propws/soundfont

http://johannes.roussel.free.fr/music/soundfonts.htm

• サウンドフォント情報のダイアログボックスで「インポート」ボタンを押すと、サウンドフォントファイルを選択できるダイアログボックスが表示され、ダウンロード済み、または保有しているサウンドフォントファイルを選択します。

選択後、該当サウンドフォントの情報が出力されると正常に使用できる状態です。