【初心者向け】AviUtl のダウンロードからインストール&基本的な使用
2024-03-08
AviUtlは、その直感的に使える画面のデザインと豊富な機能により、
動画編集を始めたばかりの初心者に最適なツールとされています。
この無料の動画編集ソフトは、多機能でありながらもユーザーフレンドリーな設計が特徴で、
初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。
AviUtlは、基本的なカットやトリム、色調整、エフェクトの適用、テキストの挿入といった高度な編集作業まで、
一通りの動画制作に必要な機能を備えています。
この記事ではAviUtlのダウンロードやインストールから基本的な使用方法について説明します。
AviUtlの使い方が複雑で理解しづらい、操作に苦労している方や、初心者でも簡単に使えるソフトウェアをお探しの方には、
使いやすくシンプルなUIで直感的な操作が可能な動画編集ソフト「GOM Mix」をおすすめします。
▶Aviutlの代替となるGOM Mixに興味がある方は
目次
1. AviUtlの概要
AviUtlは日本で開発された無料の動画編集ソフトで、
軽量でありながら多機能を備えていることから、多くの動画クリエイターに愛用されています。
プラグインの追加により機能を拡張できる柔軟性も、
このソフトの大きな魅力の一つです。
さまざまなファイル形式に対応し、簡単な操作で高品質の動画を制作できるため、
動画編集の入門ツールとして最適です。
1 - 1 初心者にとっての優れた選択肢
AviUtlが初心者に推奨される理由はいくつかあります。
まず、その直感的に操作できる画面のデザインが挙げられます。
初心者でも容易に機能の操作が分かるシンプルさがあり、
基本的な編集機能へのアクセスが直接的で理解しやすいです。
加えて、豊富な解説記事がオンラインで利用可能であり、
気になった部分を調べながら編集技術を磨くことができます。
1-2. 動画編集の基本を学ぶための役立つツール
AviUtlは、動画のカットやトリム、結合といった基本的な編集作業から、
トランジションの追加、オーディオの調整、
テキストやタイトルの挿入といったより高度な編集まで、幅広い編集が可能となっています。
初心者は動画編集の基本から徐々にステップアップし、
自分だけのオリジナル動画を制作することが可能になります。
また、AviUtlは拡張性が高く、多くのプラグインやエフェクトが開発されています。
サードパーティー(AviUtlの開発者以外の人たち)によってプラグインが提供されており、
色んな種類のものがあります。
追加機能を利用することで、初心者でもプロレベルに近いクオリティの動画を制作することが可能です。
プラグインを使用することで、動画にユニークなエフェクトを加えたり、視覚的な魅力を高めたりすることができます。
2. AviUtlのダウンロード方法
AviUtlをダウンロードする方法は非常に簡単です。
AviUtlをダウンロードできるページは他にもありますが、公式のサイトにアクセスしてダウンロードしましょう。
(画像は公式ウェブサイトより引用)
公式サイトにアクセスした後は、ダウンロードの箇所からファイルを選択してダウンロードを開始しましょう。
AviUtl自体がかなり古いソフトになりますが、一番新しいものを選びましょう。
ファイルを選択しても何も起きない時は、リンクを右クリックして新しいウィンドウで開く、
もしくは名前を付けてリンク先を保存、のボタンを押してください。
ソフトのダウンロードが開始されます。
2 - 1 プラグインのダウンロード
プラグインのダウンロードもAviUtlの部屋からダウンロードすることができます。
(画像は公式ウェブサイトより引用)
サイトの下のほうにいくとプラグインの掲載があるので必要なものをクリックしてダウンロードを開始しましょう。
拡張編集Pluginは導入必須のプラグインです。
exedit92.zipというファイル名です。こちらもダウンロードしておきましょう。
更に下へ進むとサードパーティーによるプラグインのリンクが紹介されています。
既にアクセスできなくなっているサイトもありますが、興味のありそうなものがあればチェックしてみましょう。
2-2. ダウンロードする際の注意点
AviUtlのダウンロードは公式サイト以外にもできます。
実際に検索すると公式以外のページも出てきます。
信頼あるサイトであれば問題無いですが、不正なサイトの可能性もあるので気を付けましょう。
URLの確認や信頼性の確認を行い、不明なサイトからのダウンロードは避けましょう。
3. AviUtlのインストール方法
ダウンロードしたファイルはZIP形式で圧縮された状態になっています。まずはファイルの展開を行いましょう。
開けない場合は圧縮ファイルの解凍ソフトが必要です。
解凍ソフトをインストール後、ファイルを開きましょう。解凍ソフトlhaplusがおすすめです。
AviUtlはインストーラーが無く、フォルダ内のアプリケーションをインストールすれば起動できます。
解凍したフォルダの中にファイルが2つ入っており、
aviutlというファイル名のアプリケーションが本体ソフトなのでAviUtlを起動させましょう。
4. プラグインの追加
ダウンロードした拡張編集Plugin(exedit92.zip)も圧縮されているのでファイルの展開を行います。
展開フォルダ内に多くのファイルが入っているのでそれをすべてAviUtlと同じフォルダに移しましょう。
移動させたら完成です。
今の状態は簡単な動画編集を行うことはできますが、
インポート/エクスポートできるデータの制限や編集機能に制限が掛かっている状態です。
プラグインを追加して編集機能を広げていきましょう。
4 - 1. おすすめのプラグイン
AviUtlを効率的に使うために入れたほうが良いおすすめのプラグインを紹介します。
4 - 2. L-SMASH Works
このプラグインは、読み込めるデータのファイル形式を増やしてくれます。
データの読み込みは画像形式のファイルに加え、
avi形式、wav形式のファイルしか読み込みができなかったですが、
このプラグインを導入することでMP4やMP3等の様々な形式のファイルの読み込みができるようになります。
4 - 3. InputPipePlugin
このプラグインは、L-SMASH Works利用時のAviUtlのメモリ不足を解消してくれます。
AviUtlの動きがスムーズでない場合、このプラグインを追加することで改善される可能性があります。
4 - 4. patch.aul
このプラグインは、様々なバグを直してくれるプラグインです。
また、編集画面の高速化、フィルタ効果の軽量化などAviUtlの動作を安定・改善させてくれるソフトです。
導入必須のプラグインです。
4 - 5. かんたんMP4出力
このプラグインは、名前の通り簡単にMP4形式の動画を出力できるようにしてくれます。
プラグインを何も入れていない状態だとAVI形式でしか出力できません。
使い方は簡単でファイルからプラグイン出力→かんたんMP4出力を開いてビデオ圧縮を押すとできます。
画質や音質の設定もできるので必要に応じて調整します。
5. AviUtlの基本的な使用方法
プラグインの数も多くありますが、ここでは基本的な使用方法について説明します。
5-1. タイムラインの表示
AviUtlを起動させると、シンプルなグレーの画面が出ます。
「設定」から「拡張編集の設定」を押しましょう。
拡張編集の設定を押すことで動画編集のタイムラインが表示されます。
このタイムラインを見ながら作業を進めると効率的に動画編集ができます。
5-2. 再生ウィンドウの表示
AviUtlを起動させた状態でメニューボタンの「表示」から「再生ウィンドウの表示」を押すと再生ウィンドウが表示されます。
この画面で動画を再生することで編集が上手くできているか確認ができます。
5-3. 動画の読み込ませ
実際に編集する動画を読み込ませてみましょう。
「ファイル」から1番上の「開く」を押して動画や写真や音声を読み込ませることができます。
また、ファイルを選択してドラッグアンドドロップでも読み込ませることができます。
5-4. カット
基礎的な機能のカットですが、タイムラインを選択しながら簡単に操作できます。
AviUtlの画面の右下に『|←』『→|』の表示が出ています。
動画のタイムライン上でこのボタンを押してカットしたい範囲を決めます。
『|←』『→|』を押した間の範囲が対象となり、
メニューの『編集』から『選択範囲のフレーム切り出し』や『選択範囲のフレーム削除』を押すことでカットすることができます。
5-5. 動画や画像の加工
読み込んだ動画や画像に対して効果を与えることができます。
読み込んだ動画や画像をダブルクリックするとそのファイルの編集画面が出てきます。
「X」、「Y」はX軸とY軸の事で動画の場所を自由な場所に設定できます。
「Z」は動画の大きさを設定できます。
「拡大率」は動画の縮小性の設定ができ、「透明度」はそのまま透明度の設定ができます。
透明度を100に設定すると何も見えなくなってしまうので注意が必要です。
「回転」は回転、傾きを設定できる機能です。必要に応じて素材を加工していきましょう。
5-6. 図形やテキストの追加
動画上に図形やテキストを追加することも可能です。
拡張編集の空いているレイヤーで右クリックし、『メディアオブジェクトの追加』を選択します。
動画ファイル、画像ファイル、音声ファイル、テキスト、図形、ファームバッファといった色んなものが追加できるようになっています。
試したいものを追加して、編集しましょう。
5-7. エフェクトの追加
シーンの切り替えやインパクトを与えたい場所でエフェクトの追加を行うことができます。
拡張編集の空いているレイヤーで右クリックし、『フィルタオブジェクトの追加』を選択します。
シーン補正、色調補正、ぼかし、モザイクといったエフェクトが追加できます。
長さや細かい調整が可能なので後から動画に合うよう設定を進めていきましょう。
5-8. 動画の出力
動画の編集が終わったら最後に動画の出力を行います。
メニューの『ファイル』から『AVI出力』を選択すると出力先やファイル名の指定、
ビデオやオーディオの圧縮の設定が出ます。
設定が完了し保存ボタンを押すと保存されます。
プラグインをインストールした場合、『ファイル』から『プラグイン出力』を選択するとAVI以外のファイル形式で出力が可能となります。
6. まとめ
AviUtlは、初心者が動画編集の世界に足を踏み入れるために適したソフトです。
その直感的に操作感が分かるデザインや豊富な機能により、
初心者でも短期間で動画編集の基本を学び、品質の高い動画を作ることができます。
また、拡張性の高さは他のソフトではない特徴で動画編集機能も年々向上しています。
動画編集を始めたいと考えている初心者にとって、
AviUtlは間違いなく試してみる価値のあるソフトです。
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